態癖(たいへき)をもっと詳しく紹介します。
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頬杖

左側の頬杖と左腕に顔側面を押し当てる態癖がある方です。
歯ならびは左側がアーチより内側に押され、歯列が狭くなり、犬歯が入るスペースが無くなってしまっています。
姿勢

アレルギー性鼻炎による口呼吸と右側を下にした横向き寝の態癖があるお子様です。
まっすぐ立つと、顔が左側に傾き、肩の位置に左右差があります。
横から見た姿勢は、顎が突き出し、顔が前方に出て、いわゆる猫背になっています。
歯ならびは下顎が左側へずれ、上下の歯の正中線(真ん中の位置)が合っていません。
下唇を巻き込む

下唇を巻き込んで咬む癖がある方です。
この癖により、下顎前歯は内側に押し込まれ、咬み合わせが深くなってしまいました。
歯は、舌と頬、唇、歯と歯の咬み合う力の調和の中で位置を保っています。
口唇・舌・頬で起こる癖(口腔習癖)も歯ならびに大きな影響を与えます。
肩掛けバッグ

いつも決まった側の肩にバッグを掛けていませんか?
左肩にバッグをかける癖のある人は体のバランスをとるために左肩を上げ、右側に体を倒すような姿勢になりやすいのです。
影響として、まっすぐ立つと体が傾き、身体のねじれが生じ、頭や肩の位置に左右差がでてしまうことがあります。
左右の肩を交互に使うことで、全身の姿勢バランスが改善されることがあります。
テレビを見ながらの食事

ご飯をお口に頬張りながら、テレビの方に顔を向けて食べたりしていませんか?
顔を向けたテレビ側の歯で噛む癖(片側噛み)が出やすく、同側の顎の関節には無理がかかります。
そのため、咬み合わせにずれや顔の歪み、身体にねじれが生じてくることがあります。
食事の時はテレビを消すか、見ながら食事する場合にはテレビの位置が顔の正面にくるように配置するなど工夫しましょう。